一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
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2014年5月18日日曜日

第9回定例勉強会[肩関節疾患の診かた4 -拘縮肩を中心に- 第2部]開催報告

内容:肩関節疾患の診かた4 -拘縮肩を中心に- 第2部
講師:西川 仁史 先生 (甲南女子大学 看護リハビリテーション学部)

日時:2014年5月18日(日) 9:30-14:15
場所:大久保病院 リハビリテーション室

参加者数:50名

西川先生に「肩関節疾患の診かた4 -拘縮肩を中心に- 第2部」と題して講義を行っていただきました。第6回定例勉強会[報告記事]の続編となります。

まずは肩関節の機能解剖について,前回の勉強会の内容の復習から始まりました。
西川仁史先生の講義の様子
今回も西川先生に骨モデルを持ってきていただきました。参加者は,講義を聞きながら,肩関節運動を再現することができ,運動のイメージを明確にすることができました。
骨モデルを用いて肩の運動を再現
今回の勉強会では,腱板機能評価の目的や方法について,実技を交えて丁寧に説明していただきました。先生の分かりやすい説明のおかげで,棘上筋テスト(empty can test,full can test)はしっかりと頭に入りました。
肩甲骨始動角(True abduction)の測定
肩の筋力が発揮しにくい原因を探る上で,肩関節だけでなく肩甲胸郭,体幹,下肢筋力の影響をみることの大切さを示していただきました。
挙上位が保持できない!
どの部位を固定すると安定するかを確認
筋へのアプローチを行う前に筋の短縮があるかどうかを確認し,その原因を明らかにすることが大切であると言われました。

第2肩関節での痛みがある場合の治療方法として,プレスアウトストレッチングと解剖頚軸回旋運動を教えていただきました。実施するときの注意点についても説明がありました。
解剖頚軸回旋運動
勉強会を通じて,肩の解剖・評価・治療について理解を深めることができました。西川先生のご厚意により,2回の勉強会として十分な内容の講義を行っていただき,心から感謝申し上げます。また,参加者の皆様,ありがとうございました。
集合写真
勉強会で西川先生よりご紹介のあった第9回日本肩関節理学療法研究会のご案内です。今年は初めて神戸で開催されるそうです。ご興味がある方はご参加ください。

第9回日本肩関節理学療法研究会
日程:2014年7月19日(土)・20日(日)
場所:甲南女子大学(神戸)
テーマ:肩関節疾患の評価(仮)

これからも,明石運動器リハビリテーション研究会は,勉強会等を通じて皆様と交流していくことを楽しみにしております!どうぞよろしくお願い致します。是非,ご要望やご意見をお寄せください。

第2回技術講習会の開催日程・内容が決定しました。

第2回技術講習会 詳細はこちら
日時 : 2014年8月3日(日) 10:00-17:00(予定)
場所 : 大久保病院[地図リンク] 周辺施設で調整中
「歩行を支える体幹機能と足部機能」 ~ロコモーターとしての体幹・バランサーとしての足部~
講師:上島 正光 先生 (ハーベスト医療福祉専門学校)
定員 : 40名(先着順)

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