一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
研究会(http://aora.kenkyuukai.jp)が開催する定例勉強会の案内や活動の様子などをお届けします。

■定例勉強会・オープンセミナーの予定はこちら

2014年1月27日月曜日

第6回定例勉強会[肩関節疾患の診かた1 -拘縮肩を中心に-]開催報告

内容:肩関節疾患の診かた1 -拘縮肩を中心に-
講師:西川 仁史 先生 (甲南女子大学 看護リハビリテーション学部)

日時:2014年1月25日(土) 14:00-19:00
場所:大久保病院 1階会議室,リハビリテーション室

参加者数:54名

今回は甲南女子大学の西川先生をお招きし,「肩関節疾患の診かた -拘縮肩を中心に-」と題して講義を行っていただきました。肩関節を構成する個々の要素の機能解剖について,先生ご自身の豊富な臨床経験を基に最新の知見も交え,詳細かつ明確に教えていただきました。肩の機能解剖は,評価と治療を行う上で非常に重要であると感じさせられました。
西川先生の講義の様子
講義中には,実際に骨モデルを用いて肩関節運動を再現し,確認することで,運動のイメージが明確になりました。
(この骨モデルは,西川先生が参加者のためにスーツケースいっぱいに詰め込んで持ってきてくださったものです。ありがとうございました!!)

肩甲骨と上腕骨の骨モデルを
まずは確認します
骨モデルでZero Positionを再現
西川先生のチェックを受けています


定例勉強会では初めての試みとして症例検討を行いました。当院の平田理学療法士が症例を提示し,それに対して西川先生から評価と治療のポイントを指導いただきました。参加者からの活発な質問や意見もあり,熱い議論が交わされました。
症例検討 (発表者:大久保病院 平田理学療法士)
最後に,西川先生からプレスアウトストレッチと解剖頚軸回旋運動を教えていただきました。解剖頚軸回旋運動は,第2肩関節でインピンジメントが起こらないよう骨アライメントを整えて動かす方法で,全ての関節包に対する評価と治療となります。

実際に西川先生の治療を体験した方の感想です。「大きく動かされている感じはなかったのですが,治療後に回旋の可動域が大幅に改善しており,拘縮肩の痛みの強い症例でも使えると思いました。明日から臨床で使っていきます。
解剖頚軸回旋運動
西川先生には非常に丁寧な講義をしていただき,ありがとうございました。勉強会を通して,肩の機能解剖の重要性とどのような評価やアプローチを実践されているのかを学ぶことができました。今後の臨床に役立つように活かしていきます。また,参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。 

集合写真
これからも,明石運動器リハビリテーション研究会は,勉強会等を通じて皆様と交流していくことを楽しみにしております!ご要望やご意見をお寄せください。

第7回・第8回定例勉強会の開催日程・内容が決定しました。

第7回定例勉強会 詳細はこちら
2014年3月15日(土)  14:00-18:00(予定)
「肩関節疾患の診かた2 -腱板断裂を中心に-」
講師:立原久義先生(大久保病院 整形外科 医師)
    鈴木智先生 (船橋整形外科病院 理学療法士)

第8回定例勉強会  詳細はこちら
2014年4月12日(土) 14:00-18:00(予定)
「肩関節疾患の診かた3 -投球障害を中心に-」
講師:前田健先生(BCSベースボールパフォーマンス代表) 

今後の定例勉強会とオープンセミナーの予定につきましては,こちらのページをご覧ください。

Blogの更新情報,勉強会やセミナーに関する新着情報,お申し込み受付開始のお知らせ,お申し込み状況等の最新情報は,Facebookページでいち早くお届けしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿