一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
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2017年11月13日月曜日

第18回定例勉強会[ランニング障害に対する理学療法]開催報告

日時:2017年11月3日(金) 10:00-15:00
場所:大久保病院 リハビリテーション室

テーマ:「ランニング障害に対する理学療法」
講 師:岡戸 敦男 先生
    公益財団法人 スポーツ医・科学研究所 スポーツリハビリテーション科長

明石運動器リハビリテーション研究会の第18回定例勉強会を開催しました。
今回は,スポーツ医・科学研究所スポーツリハビリテーション科の岡戸敦男先生をお招きし,「ランニング障害に対する理学療法」というテーマで講義をして頂きました。
スポーツ障害は,我々セラピストも関わることが多いです。リハビリテーションが終了してスポーツに復帰しても,再発し,リハビリテーションが再開となる症例を私も経験しました。講義中に岡戸先生が言われた『再発したら我々の責任』という言葉は今後もスポーツ症例を診るセラピストにとって非常に考えさせられる言葉でした。
今回の講義は,前半は座学中心で,ランニング障害における症状の発生メカニズムの推測から始まり,動作の特徴・機能的要因,環境要因とトレーニング要因,再発予防に至るまでの講義をして頂きました。
後半は実技を中心にランニング動作の評価・エクササイズに関しての講義,またシューズ選びのポイントも指導して頂きました。
陸上競技・長距離選手の外傷は慢性外傷が多く,長期間悩んでいる選手が多いということを聞きました。その中で,ランニング動作の問題を改善し,好ましいランニング動作を獲得・維持すること,正しい時期に復帰すること,再発予防のためにトレーニングの指導を行うことは大切です。それだけではなく,選手やその周りの関係者としっかりとコミュニケーションをとり,競技復帰に向けてリハビリテーションを行うことの重要性を感じました。
今回の講義で学んだことを,今後の臨床に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。
文責:黒田竜平

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