一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
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2017年2月28日火曜日

第16回定例勉強会[投球障害セミナー -運動連鎖から考える-]開催報告

テーマ:「投球障害セミナー -運動連鎖から考える-」
講師: 松井 知之 先生
    丸太町リハビリテーションクリニック 運動器認定理学療法士
    NPO法人 京都運動器障害予防研究会 理事

日時:2017年1月21日(土) 14:00-18:00
場所:大久保病院 リハビリテーション室

参加者数:45名

明石運動器リハビリテーション研究会の第16回定例勉強会を開催しました。今回は,丸太町リハビリテーションクリニックの松井知之先生をお招きし,「投球障害セミナー –運動連鎖から考える」と題したご講義と実技指導をしていただきました。

投球障害の治療は非常に難しく,定型的評価・治療が確立されていません。また,肩・肘だけではなく全身の評価が必要となり,多くの問題点が出てきます。その為に,我々セラピスト・トレーナーは高度な専門性を必要とされてきます。今回,松井先生にはスクリーニングテストによる機能評価と問題点の抽出,ファンクショナルテストによる投球障害と機能障害との関連性をご指導していただきました。

スクリーニングテストは,投球障害における疼痛の原因を究明するために非常に重要となってきます。疼痛が肩関節周囲・肘関節周囲の機能障害からくるものなのか,下肢タイトネスや体幹機能低下も関係しているのか,また構造的破綻や炎症性によるものなのかを早期に評価しなければなりません。ここを間違ってしまうと,選手の復帰時期を遅らせてしまう事にもなります。今後,我々セラピストが適切に評価をできるよう松井先生には実技を中心に指導していただきました。

ファンクショナルテストも,スポーツ経験者を患者様役とし,松井先生に実際に臨床において行っている評価方法をしていただきました。スポーツ復帰にあたりどのように介入していくべきか,患者様の立場になって評価・治療を受けることで貴重な体験をする事ができました。
 

今回の勉強会で学んだことを,今後の臨床に活かせていけるようにしていきたいです。

文責:黒田竜平

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