一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
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2015年8月24日月曜日

第12回定例勉強会[変形性膝関節症に対する理学療法]開催報告

テーマ:変形性膝関節症に対する理学療法
講師:山田 英司 先生 (総合病院回生病院 関節外科センター附属 理学療法部)

日時:2015年8月22日(土) 15:00-20:30
場所:大久保病院 リハビリテーション室

参加者数:63

明石運動器リハビリテーション研究会の第12回定例勉強会を開催しました。今回は,香川県から山田英司先生をお招きし,ご講義と実技指導を頂きました。
山田先生の講義
山田先生は,現在は「膝」に関するテーマを専門とされていますが,元々は内部障害分野でキャリアをスタートされた経緯があり,膝に関してもエビデンスを重視されています。講義の中でも,ご自身のお考えと多くの研究結果を元に考察されており,学術的な話を多く聞かせて頂きました。

受講者の理学療法士の経験年数は幅広いものでしたが,エビデンスに基づく考察から治療へのプロセスは様々な受講者に受け入れられるものでした。膝に関する痛みは関節内が6割で関節外が4割といった興味深い話も印象に残っています。
screw home movementの説明場面
膝に関する知識の中で,特に重要なお話は身振り手振りを踏まえ,受講者目線で理解を促して頂きました。膝関節は荷重位と非荷重位では関節面での重心軌跡が異なり,それを隣接関節でどうコントロールするかなど,関節の運動連鎖について理解が深まりました。変形性膝関節症の症状悪化の経緯となる事柄や,現在は大丈夫でも今後が心配な場合などについて,多角的な視野を培うことができる内容でした。
山田先生の実技指導
実技では,膝に関する触診や評価・治療について教わりました。膝は大きな関節ですが,靭帯の構造などあやふやにしてしまう事もあります。丁寧に教わり,改めて解剖学的視点を養うことができました。触診に関しては,受講者数が多かったですが,大久保病院スタッフもご協力させて頂き,受講者の皆さんに多くを学んで頂けるよう工夫させて頂きました。
恒例の集合写真
これからも,明石運動器リハビリテーション研究会は,勉強会等を通じて皆様と交流していくことを楽しみにしております!どうぞよろしくお願い致します。是非,ご要望やご意見をお寄せください。今後の定例勉強会とオープンセミナーの予定につきましては,こちらのページをご覧ください。

文責:石原 康成

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